トレーサビリティがなければオーガニックと言えない

トレーサビリティシステムとは?

食品のトレーサビリティとは、食品の生産、処理・加工、流通・販売にいたるまでのルートを、記録にとって保管し、食品の生産までさかのぼってわかるようにするシステムのことを言います。

「いつ、どこで、誰が、生産し、流通したのか」といった、生産者や生産された場所、製造や流通における情報が明らかにされていることで、消費者が安心して製品を手にすることができるようになります。食品の信頼性を高めるためのシステムだといえるでしょう。
また万が一、商品に問題が発生した場合、その問題の原因を特定しやすく、迅速で効率的な対応が可能となります。

トレーサビリティの情報を得るためのシステムについては、たとえば、食品にICタグを付けて、そのICタグを読み取ることで、食品ができるまでのす べての工程(原材料、製造・加工、流通、販売)の履歴を照合できるシステムや、データ化した工程の履歴を、インターネットのサイトから得ることができるシ ステムなどが始まっているようです。

日本では狂牛病問題が起こったことを受け、2003年6月に牛肉のトレーサビリティ法が公布されています。
この制度は、国産の牛や牛肉に対し10ケタの固体識別番号を付けて、出生からとさつまでをデータベースに記録することが義務付けるというものです。それに より、その牛がいつ、どこで生まれ、どこで飼育され、どこで食肉処理されたのか・・・という情報が確認できるようになります。

その後、2003年3月に農林水産省は「食品トレーサビリティシステム導入の手引き」をつくり、食品トレーサビリティシステムを導入しようとする組織・団体に導入の進め方などを示しました。
また、米穀についてもトレーサビリティの実現を義務化するための法令化が進み、米トレーサビリティ法が2009年4月に公布されています。