食育推進基本計画(食育白書)

食育白書とは?

食育推進基本計画内閣府によると、「食育白書」とは食育基本法(平成17年法律第63号)第15条に規定する「食育の推進に関して講じた施策に関する報告書」のことです。政府が作成し、毎年国会に提出しています。

つまり、国民の食育の推進状態を調査したもので、現在の国民の食生活はどういう状態になっているか、食育はどれくらい進んでいるか・・・などを調べて、「食育白書」にまとめています。

「平成21年度食育白書」の気になる中身

平成21年度の食育白書は、第1章で民間での食育推進の取り組みについて、事例を豊富に交えて、紹介しています。また第2章から第7章では、平成20年度に行われた家庭、学校、保育所、地域での食育推進施策の状況をまとめて解説し、重要なテーマや新しい取り組みなどを紹介しています。

<目次>
第1章 国民運動としての食育の推進
第2章 家庭における食育の推進
第3章 学校、保育所等における食育の推進
第4章 地域における食生活の改善等のための取組の推進
第5章 生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等
第6章 食品の安全性に関する情報提供の推進
第7章 調査、研究その他の施策の推進

第1章でまとめられた内容で注目したいのは、「朝食を欠食する国民の割合」の調査。小学生(5年生)で「ほとんど食べない」という回答は、平成17年度の3.5%から、平成19年度では1.6%と減少していました。
また、「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を認知している国民の割合」は、「意味まで知っていた」人は89.3%で、国が目標にしていた「80%以上」を超えていますが、メタボリックシンドロームの予防や改善のために適切な食事や運動を半年以上継続的に実践している人の割合が29.4%にとどまっていることなど、興味深いデータが出ています。

また第2章で注目したのは、子供の朝食摂取と学力、体力との関係についてです。
子供の朝食摂取の調査では、朝食を食べないことがある小・中学生の割合は、小学校6年生で13%、中学校3年生で19%に達しており、毎日朝食を食べる子供の方が、学力調査の平均正答率が高い傾向にあることが、調査した小6と中3のすべての教科(小学生は国語・算数、中学生は国語・数学)において明らかになったということです。
さらに、平成20年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、毎日朝食をとる子供の方が、体力合計点が高い傾向にあることもわかっています。子供の基本的な生活習慣を改善する食育活動を、家庭だけでなく、小学校や中学校、社会全体で高めていく運動が必要だとしています。

(参考:「食育白書」について