病の発端は残留農薬が原因!?

どんなキケンがあるの?農薬

農業に使われる農薬とは、害虫をなくすための殺虫剤、雑草駆除に使われる除草剤、バクテリア増殖を防ぐために使われる抗菌剤などをいいます。このよ うな農薬や化学肥料は、大量生産、安定生産をもたらすというメリットがありますが、生きたものを殺すための薬品ですから、人や環境に対しても害があるとい えます。

実際に、化学肥料や農薬を使う近代農業が始まってから、その弊害はすぐに明らかになってきました。農薬が使われたことで、大気汚染や土壌汚染、地下水汚染などの公害や、健康被害が次々に起こってきたのです。
農薬は、散布中に体調不良を起こさせる急性毒性があることや、発ガン性、催奇形性などの危険性があると考えられるようになりました。また、農薬を使ったことで、その土地に農薬が残留するため、何年も草が生えなくなるなどの生態系への影響などもおこります。
農薬は害虫駆除に役立ちますが、未来に渡って人の体や環境にも影響を及ぼしていくのです。

今では国が農薬を取り締まり、環境や健康に配慮した農業を推進するようになりましたが、まだまだ農薬は使用されています。
農薬を使った野菜を調理するときは、よく水洗いをすることはもちろんですが、皮に農薬が残っていることもあるので、皮をむいて調理するのがいいといわれています。

「無農薬野菜は危険」という説もある

「無農薬」と表示されて売られている無農薬野菜は、実は危険な野菜なのではないか・・・という説があります。その根拠は次のような内容からです。

オーガニック野菜は、「植付け前の二年以上前にわたって、化学肥料や農薬をまったく使ってない土地で生産された農作物」という定義があります。一方の無農薬野菜は、「作物の栽培期間中に農薬を一切使わずに生産された農作物」とされています。

つまり、無農薬野菜は無農薬で育てられますが、栽培直前まで農薬を使っていた場合、野菜が育つ土に化学肥料や農薬の残留が含まれている可能性があり ます。土の栄養分を吸い上げて育つ野菜に、残留農薬や化学物質が含まれる可能性があるわけで、「無農薬野菜は安全とはいえない」という説です。
もちろん、無農薬野菜でも農薬や化学肥料を使用しないで栽培している農家はたくさんあります。しかし、土に残っている残留農薬や化学物質を吸収して育った可能性があることを、知っておくといいかもしれません。