プロデューサー町田暁郎さん・町田美紀さんに伺う

アラジン誕生秘話

ショウガを使った新ブランド「アラジン」から、オシャレなスティックスパイスが発売されました。今回はプロデュースを担当されたand.lifeの町田暁郎さん・町田美紀さんに、商品の開発秘話から、生産者のこと、収穫のことから簡単なレシピなど伺っています。また、高知と東京を往復する活動などの楽しいお話もご紹介しています。

|2012.04.12.UP|


とっても素敵なパッケージですが、この中にショウガパウダーが入っているなんて驚きました。この商品がどのようにして誕生したのかお伺いできますか?

2年前、父親の体調が悪くなったことがきっかけで、高知と東京を往復する生活が続いていました。それまで帰ろうなんて思っていなかったのに、それをきっかけにもっと高知のことを知らなくてはいけないと思うようになりました。
ご存知かもしれませんが、高知は一人あたりの個人所得が全国で最下位なんです、本当に仕事がなくって…。仕事がないから人が来ない、人が来ないから仕事がないという悪循環。
すぐに何かできるとは思っていなかったのですが、自分の実家がある街に人を増やさなきゃいけないなぁという思いはありました。

   

高知市のことを、高知県のことを知らなくてはいけない、でもどこから手をつけて良いのかわからないという状態でしたので、まずは高知県が主催していた「人材育成塾」というものに飛び込み、高知で頑張っている生産者を訪ね歩くことを始めました。

そんな時、面識はなかったのですが周りを通じ、twitterで刈谷農園さんから連絡が入り、お会いすることになりました。
刈谷農園さんは根菜を作っている農家で、畑の中にあるトレーラーハウスが会議室。初対面でしたが満面の笑顔で出迎えてくれ、すっかり打ち解けてしまいました。

   

今まで知り合いに農家の方がいなかったこともありますが、農家さんでデザインに興味を持っている方がいるということ自体が新鮮で…。既に製品化されていたペット容器に入ったものを「これをどうにかしたいんだぁ」ということでした。

その場で形にこそなりませんでしたが、みんなが「高知で作っているけど世界を相手に何かしたいんだ。」「高知にはいいものがあることを知ってもらいたいんだ。」というように目指している方向が一緒でした。それからしばらくして、改めて有機のショウガで何かがしたいというお話をいただきました。

どのようなコンセプトで開発が進んだのですか?

刈谷さんは、毎日ショウガを摂っているので「同じ様に使って欲しい、毎日携帯して欲しい。」という思いがありました。
そこから、ショウガ製品のリサーチが始まり、
高知に帰省するタイミングで東京で売られているショウガ製品をたくさん持って帰ったり、東京では普通でも、高知ではあり得ないような金額で売られている製品などの情報を教えたり…。
刈谷さんは「すげぇなぁ。」って、でもそこからでしたね。

使って欲しいのは女性、有機ショウガはカラダがすぐにあたたまりますから…。バリバリ働いているような素敵な女性が携帯し、ポーチから取り出したら実は高知のショウガだったなんて…(笑)でも、中身は本当に良いものなのでマッチングしたら面白いだろうなと。

軽くて、いつも持ち運べて、可愛くて…というところから容器選びには半年かかりました。名前の「アラジン」は、いつも持っていれば、寒くてもすぐにカラダが温まるし、魔法のようなアイテムだという意味を含んでいます。

高知のショウガだと結びつかないぐらい、洗練されたパッケージですよね。

ギフトで贈らせていただく時の驚きを想像するのも嬉しいですが、地方のお土産として売られるだけでなく、洋服店のレジ脇にでも置いて欲しいですね。限られた人だけでなく、ジャンルの違う方たちにも手にとっていただきたいです。

地方のお土産や加工品は地域をうたいすぎており、中身が後になっているものが多いような気がするんです。じゃあ地域名をとってしまったらそれを手に取りたくなるの?と思うことがあります。
そうではなく、手にとって、使ってよかったものがたまたま高知だった…という流れであれば私たちがお手伝いできるかなと思いました。

 


刈谷農園さんについて少しお聞かせ下さい。

収穫をお手伝いしたことがあるのですが、なんにもない山のてっぺんで作られていました。農薬を使っていない土壌を作るため、山のてっぺんでないとダメなんだそうです。普通の農地の中にあると、周りで農薬を使っている土壌があればあっという間に虫が逃げてきてダメになってしまうとか…。

   

高知で有機のショウガを作っているところはまだまだ少ないようですが、ミネラルが逃げにくい赤土の土壌のおかげか、繊維質が少ない気がします。生のショウガは本当に美味しいんです。(まだまだ研究段階なのだそうです。)
一般的には、ハネと呼ばれるショウガの使えない部分を製品にするためにパウダー加工をするのですが、刈谷農園さんでは、パウダーのためにショウガを育てており、天日干しで時間をかけてじっくり作られています。
もともとは、有機でつくっていたわけではなかったのですが、使っている薬の量や自分が吸うことに対して「果たしてこれでよいのか?」と疑問をもったのだそうです。

小さい子供がいて、同じ事をさせて良いのかという葛藤の中、自分と家族の健康のために有機へ移行したそうです。
ショウガを育てることに、農業をすること、家族を守るといったことに愛情がある方で、この人が作ったのなら…ということは東京にいた時には感じなかったことです。
私たちはこういった背景をきちんと伝えなくてはいけないなと思っています。

町田暁郎・美紀ご夫婦

一級建築士事務所and.としてデザインから空間作りまで幅広く展開、人と人を繋ぐためにはじめたand.lifeの今後の活動が楽しみです。


アラジンを使ったおすすめレシピ

<ホットワイン>
1. ローズマリーとレモングラスを一日ワインに漬けておきます。ハーブが滲みでてまろやかな味わいに。
2. オレンジとレモンを1切れづつ、スプーン1杯のハチミツ、グローブ、シナモンを浮かべて火にかけます。
3. 最後にグラスに注いでALADDINをトンっと一振り
※オレンジがなければオレンジジュースでも!

ALADDIN

ショウガの生産量日本一を誇る高知県で、根菜専門50年の刈谷農園が畑づくりから粉加工まで一貫生産。完全無農薬、無化学肥料で育てられたショウガは、ミネラル豊富な赤土土壌で育てられ、香り、辛味、風味が抜群。

5g \1,200

こちらで購入できます

<アラジン オンラインストア>

http://aladdin-ginger.com/home/